マナー豆知識

 

マナーを知って、より素敵なテニスライフを!

ボールの受け渡し

コート付近の移動

第1サーブがフォルトのときの返球

団体戦でのマナー


 

ボールの受け渡し

ボールを相手に渡すときに、その渡し方に何か気をつけていらっしゃることはありますか?
テニスに限らず人に物を渡す時のちょっとした心遣いというところでしょうか。
ほんの一例ですけど、

・相手がこちらを見ている時に渡す

意外と見ていないものです。相手に当りそうになって慌てることがあります。「ボール行きます」と一声かければベターですね。

・相手にワンバウンドで渡す

プロの試合でボールボーイが選手に渡すときと同じです。もちろん、相手がすぐ隣なら必要ないです。(当然ですが)

・遠い方から渡す

例えばダブルスで一人がネット際のボール、もう一人がコートエンドのボールを相手に渡す時は、遠い方、つまりコートエンドの方から相手に送ります。逆でもいいですが、こう決めておくことで2個のボールを同時に送ってしまい、相手を困らせるということが防げます。
2個のボールを器用に受け取れるという方もいらっしゃいますが。

転がってきたボールを相手に返すとき、手またはラケットで取り、ワンバウンドで返すと丁寧な感じがします。ラケットで面倒くさそうにはじいたり、足で蹴って渡すなんてのは論外でしょう。

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コート付近の移動

プロの大会を観戦しに行くとプレー中は観客席を動くことは遠慮するよう言われますが、我々の一般の試合ではそこまですることはないとはいうものの、試合中はあまりコートの周りをうろうろしたり、雑談するのは避けたいものです。

テニスの応援は静か過ぎて面白くないとかよく言われますが、自分が試合をしているときはやはり静かなほうが集中できますね。もちろんポイントが決まった時の大きな拍手は勇気付けられます。

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第1サーブがフォルトの時の返球

昔のルールブックではマナー編というのがあって、「第1サーブが明らかにフォルトのとき、故意にネットを越して返球することはやめましょう」と書かれてありましたが、今のルールブックにはそこまで書いてはありません。「故意に」というわけではないにしても際どいサーブなどは返球動作の一連としてネットを越して返してしまいがちです。

明らかにフォルトであればサーバーは(ダブルスならパートナーも)気を緩めてしまいボールを見なくなる(特にサーバーは第2サーブを打つ場所に戻るため後ろを向いてしまう)ことも考えられるので、フォルトを返球することは危険な行為だと言えるかもしれません。

フォルトだけどリターン練習に、という気持ちで返球することもあるかもしれませんが、返っても返らなくてもいいと思いながら打っても実際にはあまり練習にならないという気がします。それに無駄なボールを打ってガットを消耗することもないです。

プロのように何気なくボールパーソンに送る感じでネット際にそっと返すか、或いは打たないで見送るか、あなたならどちらがいいですか?

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団体戦でのマナー

仲間のプレーを応援し,ポイントの行方に一喜一憂するのは団体戦の面白さでもあります。黙っていようと思ってもつい声が出て,終盤になると息が詰りそうになるときもあります。
しかし団体戦の悪弊として横から口出ししたり,やじを飛ばしたり、本来の応援とは違ったシーンを見かけることも残念ながらあります。

プレーに対して横から口出しなどをしないのは最低限のマナーですが、集団になると忘れてしまいがちです。チームの意地と意地とのぶつかり合い,全員で戦っているんだという思いがそうさせるのかも知れません。

確かにマナーが良くても試合には勝てません。しかし,マナーの悪さはチームの実力よりも人々の印象に残ります。どうかご自分の素敵なチームを大事にしてください。

そして応援に際しては選手を勇気づける言葉を。
更に余裕があれば良いプレーに対しては敵味方関係なく拍手を送ってあげてください。
それはプレーヤにとって一生の思い出になることもあります。


マナーに関して日本テニス協会からのメッセージの一文をご紹介します。

1)御観戦の試合の、ラインジャッジ等の判定に対して口出しすることをお控え下さい。

2)チーム対抗戦(団体戦)では、ご自分の応援するプレーヤーを声援するあまり、相手プレーヤーを著しく誹謗するような言動があった場合には、自チームのプレーヤーが警告を受けたあと、失点になることがあるということをご承知おき下さい。

3)好プレーに対しては、敵味方に関係なく、惜しみない拍手喝采をお願いします。

4)逆に、いずれのプレーヤーのエラーに対しても、拍手喝采はご遠慮下さい。
特にダブルフォルトに対しては、どうぞ「暖かい沈黙」 を....

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